外科看護師の主な仕事は、手術前後のケアや患者の経過観察、薬の投与などだ。オペ室勤務ではない場合は、手術室への送り出しやお迎え、患者や家族への説明なども行う。外科では特に、手術に対する不安をかかえる患者や家族が多いため、看護師の精神的サポートが重要となるだろう。オペ室勤務の場合は、オペの準備や備品管理に加え、手術中のサポートを行う。患者の生死にかかわる手術もあるため、やりがいと責任感を感じる仕事といえる。

そんな外科に向いている看護師は、スピード感ある仕事ができる人だ。手術前後は、患者の状態が変わりやすくなる。迅速な対応と判断が求められるシーンも多いだろう。時間勝負で患者の処置をすることもある。そのため、外科ではスピード感を持って行動できる人が必要となる。責任感が強い人も外科看護師に向いている。看護師の仕事は、小さなミスが患者の生死にかかわることがある。適当に対応するのではなく、常に責任感を持って妥協をしない仕事が求められるのだ。

気持ちの切り替えが早い人も外科に向いている。外科の処置は、集中しなければいけない場面が多い。気持ちが沈んだり落ち込んだりしたとき、ミスをしないために気持ちの切り替えが重要となる。また、看護師には学習意欲が必要だ。医療は日進月歩であり、常に勉強し知識をアップデートすることが大切になる。向上心があり生涯勉強できる意欲が求められるだろう。最近ではアプリなどで気軽に勉強できるツールもあるので、それらを活用してみるのも良いだろう。