外科で働きたいと思っても希望の診療科に配属されるかは分からない。とある調査によると、看護師が希望した診療科に配属される割合は約6割らしい。半数以上の看護師が希望の診療科に配属されているが、それでも残りの4割は希望しない診療科に配属されているということだ。希望が通らない原因の一つは、就職先の状況が影響している。応募した時点で診療科の看護師の人数が充足している場合、別の診療科に配属される可能性が高くなるからだ。

もしどうしても外科に配属されたい場合は、人事異動の時期を狙うと良いだろう。人の移動が激しい時期を狙えば、運良く枠をゲットできる可能性もある。ただし、病院側に「この看護師はこの診療科には向いていない」「この診療科で働きたいという熱意を感じられない」と思われてしまうと、枠が空いていたとしても配属できないこともある。そのため、病院側に自身のやる気や、いかに自分が外科で働きたいか、どんな役に立てるのかをしっかりとアピールしておくことが大事だ。

なお、外科での業務経験があると、よりその診療科で働ける可能性は高まるだろう。自分でアピールするのが苦手な場合、転職エージェントを利用するという手もある。転職エージェントが代わりにアピールしてくれるなどのメリットもある。転職エージェントを活用しつつ、別の診療科で地道に経験を積み、外科に配属される機会を待つしかない。頑張りが認められれば、無事外科で働けるかもしれない。